戦略総務コミュニティ"一般社団法人FOSC"
Oasisを利用したコミュニティ活用術
2023/06/20
ーどのような経緯でOasisを使われるようになったのでしょうか?
|オンラインでのコミュニティ運営の解決策に
ーまず、どのようなコミュニティなのかを教えてください。
一般社団法人ファシリティ・オフィスサービス・コンソーシアム(FOSC)では、総務事務等の業務に従事する人々の専門性と地位向上のための専門知識・技術、 プロフェッショナリズムの習得をもって、顧客満足、ブランディング、生産性向上等に寄与する人材の育成のための活動を推進しています。
大企業の総務を経て経営まで携わった理事メンバーを中心に構成する総務プロの集団です。企業の地盤を作る総務の視点から、企業・社会を成長させる様々な知識や技術の習得を行い、様々な分野から参加いただくコミュニティ形成により、幅広い知識が交わる場所となることを目指しています。
これまでは対面形式でのセミナーや勉強会などの活動を行っていました。また関東と関西を中心に支部も作り、支部ごとで実施される会社訪問企画や会員同士での専門性の高い交流は好評を頂いていました。
しかし、コロナの影響でオンラインによる活動を余儀なくされました。従来の対面での交流が難しくなり、新規会員様や既存会員さまへの交流機会が薄くなっていました。slackやビデオ会議ツールを使った運営も行っていますが、運営からの発信の方が多くインタラクティブな会話が難しい状況がありました。
そんなオンラインでの運営を模索している中でたどり着いたのが、新たなワークプレイスとして期待されているメタバースを活用したバーチャルオフィスでした。我々、総務が率先してそういった最新のサービスを使いこなす必要があることから、いくつかのサービスをトライしていました。
|月に1度の交流会では、ゆるく繋がることができる
ー活用シーンについて教えてください。
バーチャル空間で双方向にコミュニケーションが出来る特性を活かしています。
【活用シーン】
1. 月に一度の交流会の実施。
2. 会員がふらっと入ってそこにいる人との会話
3. 新たな取り組みの活動拠点
月に一度、日々の業務を離れ少し高い視点で最新の総務トレンドについて学んだり、そのことについてグループディスカッションを行っています。また、コミュニティとして新しく入会頂いた会員様との良い交流の機会となっています。
利用組織名
一般社団法人Fosc
組織情報
取材対象者
代表理事 豊田 健一さま
ファシリティ・オフィスサービス・コンソーシアム(FOSC)は、ファシリティサービス、オフィスサービス、総務事務等の業務に従事する人々の専門性と地位向上のために、相互に切磋琢磨し専門知識、技術、プロフェッショナリズムの習得をもって、顧客満足、ブランディング、生産性向上等に寄与する活動を推進していくことを目的としています。
利用人数
100名以上
活用のポイント
・まずは使ってみましょう!という雰囲気づくり
・月一度の交流イベントで新規会員や既存会員を活性化
・プレゼンフロアの活用
Oasis利用の目的
双方向のコミュニケーションが自由にとれるOasisを利用して、既存会員と新規会員同士の交流機会や活動報告の場を設けることで、コミュニティの活性化を促します。
ー具体的にどのような活用をされていますか?
月に一度の交流会では、理事から最新の総務トレンドについてのセミナーが行われます。その後に、そのテーマに沿ってOasis上にある各テーブルに分かれて、会員同士で話し合います。また、理事によるセミナーでは参加者からの質問も受け付けています。個別で相談内容がある方に対しても事前に申請を頂ければ、Oasis内で個別対応をしています。
複数の会話を同じフロア内で同時並行して行うことが出来るので、実際のリアルな会場に近いです。他のビデオ会議ツールですと、別でURLを用意したりと管理者の負担が大きいです。その点、Oasisは会員が能動的に会話に参加できる点が優れています。また他にも、休みの日にふらっとOasisへ入って用意されているコンテンツを見ている方や偶発的に出会った人と少し世間話をしたりと、憩いの場所としても活用されています。
| 総務の価値を高めていくため、挑戦を続ける
ーバーチャルオフィスの中でもOasisを選んでいただいた理由はどこにありますか?
ーいま、挑戦していることについて教えてください。
現在、総務には、管理だけでなく戦略的に会社をデザインしていくプロフェッショナルなマインドやスキルが求められています。従来の総務という枠や常識を超えて、戦略総務として進化が必要です。総務の評価(LinkedIn 日本で、今、最も需要の高い仕事ランキング 第二位)も急上昇、コロナ禍も落ち着き、さらに進化した戦略総務に向けて、戦略総務、今後のオフィス、総務のDXについて、皆さんと考えていきたいと思います!
FOSCでは、戦略総務に必要なスキルを体系化した「総務job Dictionary」の発行や、コミュニティの枠を超えた全国の総務パーソンが集まる「あつまれ総務のWA」の主催を行っています。また、今年から戦略的な思考を身に付けるための「Foscコミュニティ大学校」を開設しました。この取り組みの活動拠点としてもOasisを利用しています。
理事 足立 寿通さま
交流フロアでは、戦略総務を学べるコンテンツが用意されています。(jobディクショナリー/FMクレド)
月に一度の交流会では、理事による最新トピックス共有や会員同士の学びの場に。
3Dメタバースなどを含めて色々なサービスを試しました。メタバース空間がこれからのオフィスや交流の場として活用されていく未来にとてもわくわくしました。一方で、今すぐコミュニティの中で実用的な活用を考えたときに、PCのスペックや操作性・デバイスの問題など、色々なハードルがあることが分かりました。そこで、まずは2Dのサービスに絞りいくつかトライアルを重ねました。その中でもOasisは操作性がわかりやすく、使い勝手が良かったので決定しました。
新しい活動の拠点としての活用の挑戦も始まりました。(FOSCコミュニティ大学校)
ー最後に今後期待していることについて教えてください。
FOSCとしては、会員同士の自発的な交流機会がもっと増えていくことを期待しています。受け身の総務ではなく、攻めの総務として周りを巻き込んで様々な取り組みが行われている状態が出来れば理想です。他には、Oasisのようなサービスが、総務コミュニティの活動プラットフォームのハブとなって、総務コミュニティ同士の交流機会が増えると面白いなと思っています。今後のサービス品質や独自機能に期待しています。